2008年11月25日
本当に怖いものは…
フェルトのコラージュ?
あなたならこの女性の顔にどんな表情を与えるか?
今日は、
朝から暖かい。
日差しが強く、
午前中は車の中は冷房をつけた。
北海道では、
−20℃と11月の最低気温を更新したというのに。
北海道に住んでいる時、
−30℃を経験している。
旭川の雪まつりの夜で、
父と雪まつりを見に出かけたのだが、
寒くて寒くて泣いてばかりいたのを覚えている。
自衛官であった父は、
自分たちが苦労して作った雪像を娘に見せたかったのであろうが、
寒くて早く帰りたくて、
雪像どころではなかった。
テレビを見ていて、
ふっと思い出したのだが。
昔々、結婚前に勤めていた山形市七日町の職場での事。
中年の女性の同僚が、
出勤するなり、
「生き霊に取り憑かれた!」と言い出した。
もともと迷信深い人だったが生き霊とは。
頭や首が痛くてどうにもならなくて、
よく田舎にある『何とか様?』に聞きに行ったらしい。
その『何とか様?』が言うには、
「隣のおじいちゃんがあなたを恨んでいる。
おじいちゃんには自覚がなく無意識だが、
強い恨みの気持ちが生き霊となってあなたを苦しめている。」
ということらしい。
その同僚はすっかり信じて、
祈祷してもらい、
高い祈祷料を払い、
安心して帰ってきた、と。
若かった私には、
こういうことを信じる人がいることが不思議で、
「病院が先だろ!」と心の中で思ったものだ。
しかし、
現在でも、
こういう目に見えない、
怪しげで、
詐欺まがいのようなことを信じる人は多い。
混沌とした世の中で、
信じられるのは自分だけ、とか、
お金だけ、
などと言うのは悲しいが、
こういった曖昧なものを信じすぎるのは…。
よくよく気を付けなければ。
本当に怖いものは、
お化けでも悪霊でもなく、
人、
人の心に潜む心の有り様だと、
最近の事件を見てつくづく思う。
とりわけ、
男性には、
「女性の涙や、
笑顔の裏に潜む、
本当の心、に御用心!」と言っておきたい。
Posted by 南国の雪女 at 16:19│Comments(0)
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