雪女の九州日記

以前も載せたラスク・フランス。
今日、熊本県内のセブンイレブンのレジ前に置いてあるのを見つけた。
「これ、今朝から置いたんですけど、美味しいですよ。」と店員さん。
「これ、山形のお菓子ですよね、私、山形出身で知っているんです。
最近テレビでも紹介されていましたよ。」
」と言って一袋買った。
「えっ！山形の？あら、本当。」と、
二人の店員さんが袋の後ろに印刷されている販売元を確認していた。

数年前にファミリーマートで赤湯の龍上海の味噌ラーメンのカップラーメンを見つけた時は本当に嬉しかった。
私はとんこつスープの臭いが嫌いでとんこつラーメンは食べない。
今でこそまれにとんこつ以外を扱う店もあるが、
こちらに来た20年以上前にはとんこつ以外のラーメンは皆無であった。
九州の人たちは、とんこつに誇りを持っているので嫌いだなどとは口が裂けても言えなかった。
それ故、
ラーメンは即席やカップラーメンで我慢していた。
「そんなわけないだろー？大袈裟な！」と思うかもしれないが、
慣れ親しんだ味は一生の味覚を左右するものなのだ。
何はともあれ、
ここ九州は海のもの山のもの、おいしいものの宝庫だ。
山形も頑張ってほしい！  

前回の写真が小さかったためもう一度写真を掲載。

  

先月の半ば、
福岡県八女郡黒木町に『黒木の大藤』を見に行ってきた。

一本の幹から大きく広がった枝々に見事に咲いた藤の花。

その甘い香りと薄紫の花房の色が幻想的な雰囲気を醸し出していた。

ここ黒木町はあの大女優『黒木瞳』さんの出身地でもある。
宝塚に入団するまでの15年間育った故郷で、
評判の美少女だったとか。

確か、
この辺はあのホリエモンの実家もあったのでは？

写真の女性は観光客で知らない方です。

  

先日、家族で宮崎県の高千穂峡へ行った。
東国原知事大ブームで全国的に地鶏やマンゴーが認知された宮崎県だが、ここは往年の宮崎の観光地。
新緑の中、峡谷を流れる川のせせらぎ、滝を流れ落ちる水しぶきの音、そしてその流れの中ボートを漕ぐ人たちの声が共鳴し合い不思議な雰囲気を醸し出している。
20年前に歩いた峡谷の遊歩道を息子たちと再び歩きながら自分の体力の衰えを実感。
久しぶりに緑のシャワーと、ついでに滝の水しぶきをたっぷり頭から浴びて心も体も癒された一日だった。  

 

実は、
以前鹿児島を訪れた際、
道で財布を拾った。
まだ、落としたばかりだったのだろう。
道の真ん中においてあるかのように落ちていた。
帰りの新幹線の時間まであまり無かったのだが、
放っておく訳にもゆかず、
誰かに頼むことも出来ず、
市電で三つ先にある交番まで届けた。

手続きの際お礼の放棄を申し出たが、
電話での連絡だけはということで携帯番号を知らせて鹿児島を後にした。

その夜、
落とし主の女子大生から丁寧な御礼の電話があり、
ほっとして私自身もちょっと気持ちが和らいだ。

そんなことから約二ヶ月、
すっかり忘れていたところ、
その女子大生のお母様から、
ささやかですがお礼のものをお送りさせて欲しいと電話があった。

送っていただいたのがこの写真のお菓子とお茶とスイートコーンである。

家族でさっそくいただき、
夜のお礼の電話で、
最近の鹿児島茶は静岡茶をしのぐほどであるという事も知った。

スイートコーンもあまくておいしかった。
九州新幹線で物理的にも近くなった鹿児島だが、
この小さ縁がより身近に感じさせてくれそうだ。