2007年09月21日
母の嘆き!九州の女は…
福岡市内に住む母からの電話。
「まったく九州の女は…。」
「九州の女は?」と私。
「強い!」と母。
2年前の10月、
山形から福岡市内に移り住んだ私の両親だが、
1年ほど前から母は地区の体育館の卓球クラブに参加している。
母は72歳。
週に1回~2回、
この暑さの中通っている
。
最も体育館の中は冷房で室内温度は適温に保たれているのだが。
それにしても、
私などはこの暑さの中、
運動しようという気も起きないのに。
母は私より長生きするような気がする。
そんなたくましい母だが、
博多の女達から博多弁の洗礼を受けて戸惑っているようだ。
語尾が上がって歯切れよく、
どちらかといえば、
方言の中では男ことばの博多弁。
早口でまくしたてられると、
山形弁の母には太刀打ちができない。
「ベー」とか「ずー」とか言ってる間に、
話題は次に変わっている。
機関銃と火縄銃の戦いのようなものだ。
いつもケンカを売られているか、
叱られているように感じるという母。
少し山形への里心が芽生えたか…。
私も20年以上前、
こちらに嫁いだ時はそうだったのかもしれない。
いや、
そうだったのだろう。
今や、
自分もすっかり九州の言葉になっているので、
方言そのものを気にすることはなくなっている。
私の住む所は、
両親の住む福岡市内よりもっとローカルなので、
そこの方言などは、
他国の言葉のように聞こえることも大げさでは無くよくあった。
言葉どころか内容さえわからなくて、
ただ黙って笑っていた(ほほ笑んでいた)、ということはよくあった。
今から思うと相手も何でここで笑ってるんだ!
なんて思っていたのかもしれない。
しかし、
気性も荒くせっかちだけど、
本音で語り、
あけっぴろげな気質は、
馴れてしまえば心地よい。
両親にとって、
年老いてからの居住地の移動は大変だろう。
できれば、
違いを楽しむという発想の転換で、
九州ライフを満喫してほしいと思っている。
九州は100歳以上の御長寿さんも多いしね。
写真は、
9月12日から18日まで行われていた筥崎宮の放生会。
13日に両親を連れて行ってきた。
暑い暑い一日だったが、
繊細なガラスのチャンポンの音が、
少しだけ秋の気配を運んでくれたようだ。